車のデッドニング(防音・消音)を考えているとします。どのエリアをデッドニングしますか?一部分だけでしょうか?それとも、車全体でしょうか?考えてみましょう。
デッドニングを施すことのできる部分:
- ドア
- フロアとホイールアーチ
- ファイアウォール
- トランクとトランクリッド
- ルーフ(天井)
- ボンネット
最も簡単でベストな方法はドアからデッドニングを始めることです。
ドアの防音はとても大きな結果をもたらします。
ドアを防音すると?
- 車外からの雑音が一部軽減されます
- カーオーディオの低音が素晴らしくなり音が大きくなります
- 車内の断熱性が向上します
- 車内が冬は暖かく、夏は涼しくなります
- ドアの軋みや不快な音がなくなります
- ドアを閉じる時、より円滑でより良い音が出ます
しかし、ドアだけを防音すると加速時の音やその他の車内音(軋み、サスペンション音)が余計に聞こえるようになってしまいます。
これらの雑音が気になりますか?
その場合、フロア・ホイールアーチ・ファイアウォールの防音が重要です。これらはデッドニングにおいて最も重要な場所です。
この対策は上記の効用と合わせて、次のメリットがあります。
- 街や道路の騒音が大きく軽減されます
- エンジンの音が小さくなります
- 断熱性が大幅に向上します
- カーオーディオの音質がより向上します
ただし、トランク部分から道路の騒音が聞こえ、トランクリッドの軋みが大きく聞こえてしまいます。
これらのノイズも取り除きたいですか?
でしたら、トランクとトランクリッドの防音もしましょう
トランクとトランクリッドの防音よる効果:
- タイヤや路面のノイズを可能な限り低減します
- カーオーディオの音(特に低音)はさらに良くなります
- 軋みの音が聞こえなくなります
- 車内温度は冬に可能な限り温かく、夏には可能な限り涼しくなります
ルーフ(天井)防音の効果は?
主な効果は、雨・雹の音をフルに低減させることです。
ルーフの範囲は広いため断熱性や遮音性も向上できます。
ボンネットの防音の効果は?
最近の車はボンネットにすでに遮音カバーが付いており、追加の対策は必要ありません。防音対策がない場合、ボンネットの防音により以下の効果を得られます。
- 冬季にエンジンがより早く温まり、遅く冷えます。これにより車内がより暖かく快適になります
- 車内外で聞こえるエンジン音が少し小さくなります
- 高回転時のボンネットのガタつきが無くなります(古い車の場合)
ここまで、デッドニングが可能な車のパーツと、その効果についてご説明しました。一部だけ防音するのか、車全体をデッドニングするのか、それはあなた次第です。車全体のデッドニングは、より大きな防音効果が得ら、他の部分をデッドニングするために何度も車を分解する手間も省けます。ぜひ、ご検討ください。
もう一つの重要なこと
- デッドニング材は2層設ける必要があります。1層目は防音材(例えば、Noico 2mm(80ミル))、2層目は断熱・防音用発泡体(例えばです。
- ボンネットのデッドニング材としては防音材(1層目)とボンネット用の断熱・防音材(2層目)の組合せがお勧めです。ボンネット用の断熱・防音材は下の層を過剰な熱からも守ります。
2層を設けることで、上記の効果を全て得ることができます。
快適なドライブをお楽しみください!